観光スポット

弥勒山能勝院 安居寺

photo14.jpg photo16.jpg

安居寺(あんごじ)は、高野山真言宗に属する寺院です。本尊は聖観世音菩薩。約1300年前(718年、養老2)にインドから渡来した善無畏三蔵が創建したと伝えられています。奈良時代に聖武天皇の勅願所として、行基[ぎょうき]が勅命を受けて壮大な伽藍を造営。
行基が御前立観音を彫り、本尊は秘仏になりました。

江戸時代には加賀藩前田家の祈願所になり、2代藩主前田利長が仁王門、観音堂を寄進するなど、その保護により寺観が整えられ数多くの宝物を有します。安居寺には西国三十三ケ所のミニ霊場があり、観音菩薩像などの石像が立てられています。

今日に至るまで、縁談・受験・病気祈願・失せ物などに広くご利益があるとされ、霊験あらたかな観音さまのお寺として広く信仰を集めています。昭和29年に開催された富山産業大博覧会の記念事業で行われた「富山百選」に選ばれています。

国指定重要文化財の本尊をはじめ、富山県指定文化財の「観音堂」・「繋馬図絵馬」(南砺市文化財)・「安居寺の絵馬(富山県文化財)」・「聖観世音菩薩立像」ほか南砺市指定文化財の「鰐口」・「古文書」をはじめ密教法具など多くの貴重な寺宝を今に伝えています。

photo15.jpg平安初期に造られた本尊の木造聖観音立像(重要文化財)は、毎年10月18日に開帳され現毎年、拝観することができる。本堂には珍しい見返阿弥陀如来立像も安置されている。現在は、観音様の寺として全国から多くの参拝者が訪れます。一帯は、安居寺公園として整備され、多くのサクラを見ることができます。

展望台からは、砺波平野が一望でき、特に備中ヶ丘の展望台からは、サクラの眼下に広がる散居村の風景が楽しめます。

また、「とやま森林浴の森」にも選ばれており、散策路が何本も整備され、手軽に森の散策を楽しめます。


【品種】:ソメイヨシノ  【開花期】:4月上旬
※開花期は気象条件等で変わることがあります。
年間行事
1月1~3日 修正会 初詣
1月 28日 火伏祈祷 お勤め
2月  3日 節分会 お勤め、豆まき
2月 15日 涅槃会 お勤め、涅槃だんごまき
3月 21日 弘法大師正御影供 報恩講、一代記掛け軸4本展示(月末まで)
5月  8日 甘茶 本堂前に仏、甘茶を掛けて飲む
6月 18日 観音大祭日 僧侶20人大法要、午前・午後で2回実施
8月  9日 四万六千日 特別な功徳日、(夕涼み)夜7時お勤め
8月 15日 盂蘭盆 お勤め、地獄極楽の掛け軸5本展示(月末まで)
10月 18日 観音講 元秘仏の開帳
12月 31日 除夜撞鐘 かねつき
毎月 18日 観音講 お解きをお参りに提供(300円)